マススタート
マススタートの競技が面白いのではないか、とある人と話をしたところ、やや否定的な意見。分からなくはない。ようするに、『オリエンテーリング』をすることが出来るのは先頭の数人だけであるだろうと。マススタートをするにしても、10分間隔ぐらいでより少ない集団でスタートしたらどうかとの話。
まあ、実際やってみないと分からないのだが、オリエンティアとしてはそうかもしれない。そのようなマススタート競技は純粋なオリエンテーリング競技よりも、ややオリエンテーリング要素が減る。しかし、反対側、つまりトラックないし、トレイルランナーからしてみたら、ややオリエンテーリング要素が増えることになる。今まで、定められたコースしか走れなかったのが、自由になるというのはかなり画期的なような気がする。
仮に、走るコースに関する自由度という点では、次のようにスケーラブルないし段階があるとも考えられないだろうか?つまり、トラック<ロード<クロカン・トレイル<オリエンテーリング。陸上長距離において、トラックからロードに移行する人の中には、決まったところをぐるぐる走りたくないという人が多いのでは。さらにロードからクロカン・トレイルに移行する人は、走る場所を舗装道に定められた場所だけに縛られたくないという気持ちがあるような気もする。では、次の段階は?道もないところないし極力コースを定めないで走りたい、でも競技をしたい。そういう気持ちはないのだろうか?あってもおかしくないような気がする。それが、オリエンテーリングという競技か?
ところが、トレイルからオリエンテーリングは全くスケーラブルとはいえない。トレイル<<<オリエンテーリングぐらいだ。トレイルとオリエンテーリングが隣接するスポーツという意見を見たが、まあ、それはオリエンティアからの勝手な思い込みかもしれない。
何が違うか。
1.オリエンテーリングはタイムトライアル...トラックランナーよりも競争指向が低いトレイルランナーも集団で走りたい人は多いのでは。
2.オリエンテーリングはコースが事前に分からない。毎回新しい。更に下見も出来ず、そのコースに向けてのトレーニングも出来ない。使用する地図さえも公表されないことが多い。走り方の戦略も事前に立てにくい...多くのトレイルランナーは山耐などに下見を何度も行い、走り方の戦略を立てる。
3.オリエンテーリングは道を走らないことが多い。ロードのランナーが、トレイルに戸惑い、走り方を研究するが、走る場所の多様性はトレイルの比じゃない。
4.オリエンテーリングのコースはチェックポイントでしか定められてなく、その間は自由。トラックでも、ロードでも、トレイルでも、「ここを走りなさい」と決まっていて、それから外れたら失格である。オリエンテーリングは、入ったら失格の場所が決まっているだけである。
5.オリエンテーリングは、走る以外に地図とコンパスでナビゲートし自己の責任でチェックポイントを通る必要がある。
これだけの違いがあると「隣接」とは言いにくいような気がする。
オリエンティアの多くは「5」が他のランニング系スポーツとの最も大きな違い、もしくは唯一の違いで、オリエンテーリングの最大の魅力と考えているのではないか。
しかし、おそらく、1から4だけとっても、現在のトレイルランニングと非常に異なるスポーツと言えよう。そう考えて見ると、5のナビゲーションは2から4の魅力のために存在しても良いのではないだろうか?
つまり、
1.未知の場所を初見で走りたい
2.道もないところを走りたい
3.極力自由に走りたい
このようなニーズがあるとすれば、マススタートのオリエンテーリングでも充分、参加者を集めることができるような気がする。
自由度を機軸としたスケーラブルという点で、
トラック<ロード<トレイル・クロカン<マススタート<オリエンテーリング
という図式を確立することで、よりオリエンテーリングのコアな要素を楽しみたいという人たちを増やせるかもしれない。
まあ、実際やってみないと分からないのだが、オリエンティアとしてはそうかもしれない。そのようなマススタート競技は純粋なオリエンテーリング競技よりも、ややオリエンテーリング要素が減る。しかし、反対側、つまりトラックないし、トレイルランナーからしてみたら、ややオリエンテーリング要素が増えることになる。今まで、定められたコースしか走れなかったのが、自由になるというのはかなり画期的なような気がする。
仮に、走るコースに関する自由度という点では、次のようにスケーラブルないし段階があるとも考えられないだろうか?つまり、トラック<ロード<クロカン・トレイル<オリエンテーリング。陸上長距離において、トラックからロードに移行する人の中には、決まったところをぐるぐる走りたくないという人が多いのでは。さらにロードからクロカン・トレイルに移行する人は、走る場所を舗装道に定められた場所だけに縛られたくないという気持ちがあるような気もする。では、次の段階は?道もないところないし極力コースを定めないで走りたい、でも競技をしたい。そういう気持ちはないのだろうか?あってもおかしくないような気がする。それが、オリエンテーリングという競技か?
ところが、トレイルからオリエンテーリングは全くスケーラブルとはいえない。トレイル<<<オリエンテーリングぐらいだ。トレイルとオリエンテーリングが隣接するスポーツという意見を見たが、まあ、それはオリエンティアからの勝手な思い込みかもしれない。
何が違うか。
1.オリエンテーリングはタイムトライアル...トラックランナーよりも競争指向が低いトレイルランナーも集団で走りたい人は多いのでは。
2.オリエンテーリングはコースが事前に分からない。毎回新しい。更に下見も出来ず、そのコースに向けてのトレーニングも出来ない。使用する地図さえも公表されないことが多い。走り方の戦略も事前に立てにくい...多くのトレイルランナーは山耐などに下見を何度も行い、走り方の戦略を立てる。
3.オリエンテーリングは道を走らないことが多い。ロードのランナーが、トレイルに戸惑い、走り方を研究するが、走る場所の多様性はトレイルの比じゃない。
4.オリエンテーリングのコースはチェックポイントでしか定められてなく、その間は自由。トラックでも、ロードでも、トレイルでも、「ここを走りなさい」と決まっていて、それから外れたら失格である。オリエンテーリングは、入ったら失格の場所が決まっているだけである。
5.オリエンテーリングは、走る以外に地図とコンパスでナビゲートし自己の責任でチェックポイントを通る必要がある。
これだけの違いがあると「隣接」とは言いにくいような気がする。
オリエンティアの多くは「5」が他のランニング系スポーツとの最も大きな違い、もしくは唯一の違いで、オリエンテーリングの最大の魅力と考えているのではないか。
しかし、おそらく、1から4だけとっても、現在のトレイルランニングと非常に異なるスポーツと言えよう。そう考えて見ると、5のナビゲーションは2から4の魅力のために存在しても良いのではないだろうか?
つまり、
1.未知の場所を初見で走りたい
2.道もないところを走りたい
3.極力自由に走りたい
このようなニーズがあるとすれば、マススタートのオリエンテーリングでも充分、参加者を集めることができるような気がする。
自由度を機軸としたスケーラブルという点で、
トラック<ロード<トレイル・クロカン<マススタート<オリエンテーリング
という図式を確立することで、よりオリエンテーリングのコアな要素を楽しみたいという人たちを増やせるかもしれない。
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