Navigation to the Extreme

月曜日, 7月 28, 2008

愛知で燃え尽きた?

愛知の世界選手権で、選手も、運営も、応援する人たちも、「燃え尽きた」と今の強化組織を表現する人も多いけど、そうじゃなくて、あまりにもの厳しい現実に、気力が折れてしまった人たちが多いのでは。

あの大会で男子がリレーで7位だったとしたら。リレーで入賞という夢を追うという気力もわいたかもしれない。個人種目で20位以内の結果が出ていたら?もしかしたら日本人でも入賞が見える、入賞できるところまでいけるのかもしれない、という夢が生まれたかもしれない。

しかし、ホームグラウンドでのあの結果に、どう夢が持てるのだろうか?あそこに出ていた日本の男子はあそこに出る過程で決して手を抜いていた訳ではない-基本的には趣味の範囲での努力ということを除けば。より大きなプレッシャーを除けば、日本人にとって、あの環境以上に良い結果が出る環境はないのは議論の余地がない。ということは、今後の世界選手権であの結果を大きく上回るためには、あのときの選手達の努力を想像もつかないぐらい遥かに超えなくてはいけない。もしくは、遥かに素質-それがどういう形か分からないが-がないといけない。また、応援する側は、遥かにサポートを増さなければならない。

その現実を考えたときに、「はい、あれ以上の努力は可能です」と言える人たちはどれくらいいるのだろうか。