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金曜日, 7月 20, 2007

2000円の価値か、3000円の価値か

JOAが競技者登録の値段を現在の2000円から3000円に上げるらしい。昨日東京都の理事会に行ってきたが、やはり、この値上げに反対する声があり、東京都としても反対意見を表明するか、が議題として登っていた。

もともと競技者登録費は300円。これが2000円となり、今度3000円となる。昔から比べると10倍にもなり、現時点と比べても1.5倍である。一方で、JOAからのサービスが1.5倍になったかというと、そういうわけではない。反対する気持ちも分からなくはない。そもそも、現在の2000円からしても、JOAからそれに値するサービスを受けているのか?と考えたとき、2000円ものサービスを受けた覚えなどない、という人は多いのでは。それが大きな不満につながっていると思われる。

そのような話になったときにちょっと思うのは、オリエンティアは一体、どのようなサービスがJOAからあったら2000円(もしくは3000円)が妥当と考えるのだろうかということだ。

ちなみに、競技者をざっくり、1000と考えた場合でも、2000円は200万円である。つまりオリエンティア全体からしてみたら、JOAに200万円/年を支払って競技的なサービスを期待しているわけである(もちろん、これはかなり楽観的なシナリオで実際は遥かに少ないが)。人に換算すると、一般事務を行うというレベルの人を一人雇うこともできないようなレベルである。3000円に上げて、且つ1000人に払ってもらってようやく300万円、まあ、人一人をなんとかまかなえるかなという額である。

一般のオリエンティアはJOAに対して、たかだが、人一人も専任で雇えない年間200万円のサービスしか期待していないのだろうか?まあ、オリエンテーリング界にはボランティアが基本という考え方が強いので、JOAにはボランティアでまかなえる範囲のサービスしかそもそも期待していないのかもしれない。

それにしても、呑み会一回分(公認大会が割引になる点を考えるともっと少ない?)のサービスも提供していないと思われているJOAは、辛い。