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木曜日, 4月 12, 2007

ユーロ高...ヨーロッパでのオリエンテーリングどうなる?

とうとう160円を超えてしまった。ノーネームのウェアをご購入いただいているクラブには大変ご迷惑をおかけしています。。。円価格を設定するということも可能なのだが、薄利でやっているのでこちらでコスト割れになりかねない。それだけユーロは急進している。仮に1年前に予測を立てて円で価格を設定していたとしたら、商売として赤字となっていた。1年前、ユーロは140円から145円だったので、それから1割以上高くなっているのである。145円ぐらいで、「まあ安くなるとは考えられないけど、これ以上はそれほど高くならないだろう」と考えていたので、とんだ見当違いだ。
ちなみに、2005年8月の愛知WOCあたりでは、135円程度。そのときから2割ぐらいの上昇になっている。2005年でなく今年だったら、ヨーロッパの選手達は日本を大分安く感じただろう。。。しかし、実は2000年の後半には100円を切っていたのである!つまり、当時と比べて、日本人(円利用者)が見たヨーロッパの物価は1.5倍以上!
短期的に円高に揺り戻す可能性があることはあるが、今のところ、欧米の政治家達はさほど円安を問題として取り上げていない。金利の差もいまだに大きい。貿易問題的にも中国のほうが注目されがち。日本の財政赤字、人口の高齢化問題、等長期的なマイナス要因を考えると、今後も円が弱小通貨っぷりを続ける事は充分あり得る。対ユーロでこれ以上弱くなる可能性もある。今後も世界選手権はヨーロッパ圏が続く。JOA、強化委員会、日本の選手達はそこらへんの認識はどうなのだろうか。今の状況が続くとは言えないが、これだけ為替で左右されることを考えると多少なりともユーロ資産を持つなりして、リスクヘッジしといたほうが良いんじゃないか。