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木曜日, 12月 10, 2009

オリラン@o-games

http://www.o-news.net/games/

オリラン(ちなみに、このネーミングはかなり悪いと思う。早く変えてほしい)に行ってきた。マススタートをぜひやってくれ、と話をしていたので実際に見に行かないと。
参加者は残念ながら30人前後とかなり小規模になってしまったのだが、優勝した山口選手以外にも日本のトップクラスのオリエンティアがいて、前半はそれなりのトップ集団を形成した模様。自分は、すっかり離されてしまったのだが。というわけで、実際には展開を見ていないのだが、自分の感想としては予想以上に面白かった。このような大会を提供してくれた運営者には感謝している。

ただし、それは、オリエンティアとして面白かったということなのかもしれない。

特に自分はトップ集団と離されてしまったので、かなり普通のオリエンテーリングに近かった。普通のオリエンテーリングに加え、気を抜くと、後ろに追いつかれ団子になってしまう、がんばれば前に追いつけるかも、という緊張感が非常に高かった。見えないにしろ、常に競っているという気持ちが強い。日本のトップレベルの選手ではない自分が、こういう緊張感をまた味わうことが出来たのは非常にうれしかったし、改めてオリエンテーリングを頑張りたい気持ちにもなれた。

おそらく、この緊張感は以下の要素によるものだと思う:

1、視野があまり良くないテレインなので、ちょっと離されると見えなくなった。逆に言えば、見えなくともすぐ近くに競争相手がいる可能性があった。

2、ポスト設定は21A並みかやや優しめであったので、高いスピードでは十分ミスが誘発された。結果として追いついたり、離れたりが頻繁にあった。

3、自分と同じレベルの参加者が少なかったので、同じペースでレースを進める集団が形成されなかった。集団で前を追走ということにならなかった。

オリエンティアとしてはこれは良かった。
マススタートに何を求めるかにもよるが、今回の形式は自分が提唱した

トラック<ロード<トレイル・クロカン<マススタート<オリエンテーリング

の図式とはいえなかった。ほとんどオリエンテーリングであった。アドベンチャーレーサーも参加していたが、あっという間に振り放されてしまっている。ただ、それは、コースとテレインのせいか、参加者の少なさのせいか、なんとも言えない。

アンケートは急いでいたので、適当に書いてしまったが(ほとんどちょうど良い)よく考えると、改善すべき点がある。

テレインの質に合わせる必要があると思うが、今回のように、すぐに視界から見えなくなる日本の里山テレインでは、もっと簡単で良いような気がする。21Aよりも21Bに近いイメージか。長さももっと短いほうが、集団から抜け出す戦略をより考える必要が出てくる。45分ぐらいだと、いずればらけるだろう的に考えてしまうのではないだろうか。

しかし、いずれにしろ始めての試みとしては非常に良かったと思うし、参加者にも好評であったと思う。

ぜひ次回はより多くの参加者を集めて開催してほしい。