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水曜日, 7月 30, 2008

あらら。。。中国に敗れる

村越さんの記述からするに、いろいろ運営面で大変なことになっていたらしいアジア選手権。個人では、番場、高橋がそれぞれ3種目とも勝利であったが、リレーでは男子が中国に惜敗。

世界選手権の結果から女子では抜かれているが男子はまだまだという感じがあったが、結果からすれば、国別対抗であるリレーで敗北している。ベストメンバーではないにしろ、善徳が走っているし、ガウチも茂木も若手中堅選手だ。この結果には驚いている。日本の中堅エリート選手並の男子がそれなりにいるということなのだろうか?

実際どういうレース展開だったのだろう?

月曜日, 7月 28, 2008

昔のエントリーでは、走力は足りる。。。

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うーむ、一年半前のエントリーを見ると、日本のトップオリエンティアは脚が遅すぎるというわけではないとなっている。もちろん、コメントであるとおり、3000のタイムのほうが的確かもしれないし、カツカツのトラックのタイムか、そうでないかの違いはある。

とはいえ、今回のスプリントで確か二位のDaniel Hubmanは15分を切る程度。一方、優勝のアンドレイは14分ちょい。トラックの世界でいったら別世界の二人が、オリエンテーリングの街中のスプリントでほぼ同タイムになる、とういのはなかなか面白い。

まあ、日本の選手の現状分析もそう、このときのエントリーとは変わらないかもしれない。加藤のブログでのコメントは、16分予選最低限通過、15分30分で予選通過に充分。

http://app.blog.livedoor.jp/end23/tb.cgi/51072476

推測で言えば、15分前後なら世界である程度戦えるということの結論なのだろう。

自分の以前のエントリーは15分半の走力のあるオリエンティアは実はそれなりにいるよ、またはいたよ、という話だ。

つまり、走力の面で言えば、世界と戦える最低限の走力(予選通過充分の15分30を最低限としたら)はいるし、また過去にいたし、また将来もちょこちょこ現れるであろう。出来ていないのは、そういった選手に充分コミットさせることか、もしくは、そういった選手に充分世界で戦えるナビゲーション能力をつけること、なのかもしれない。

そういえば、今年の日本代表は、学生時代に「足が速い」と評価された選手ではないかもしれない。少なくとも、学生時代に走力で#1ではなかった。鹿島田、高橋、加藤、小泉、いずれも、同世代により足の速い選手がいて、特段足の速さが目立つ選手ではなかったと思う。山口、松澤も足が速いといわれていたが、同世代で匹敵もしくは上回る速さの選手もいた。

愛知で燃え尽きた?

愛知の世界選手権で、選手も、運営も、応援する人たちも、「燃え尽きた」と今の強化組織を表現する人も多いけど、そうじゃなくて、あまりにもの厳しい現実に、気力が折れてしまった人たちが多いのでは。

あの大会で男子がリレーで7位だったとしたら。リレーで入賞という夢を追うという気力もわいたかもしれない。個人種目で20位以内の結果が出ていたら?もしかしたら日本人でも入賞が見える、入賞できるところまでいけるのかもしれない、という夢が生まれたかもしれない。

しかし、ホームグラウンドでのあの結果に、どう夢が持てるのだろうか?あそこに出ていた日本の男子はあそこに出る過程で決して手を抜いていた訳ではない-基本的には趣味の範囲での努力ということを除けば。より大きなプレッシャーを除けば、日本人にとって、あの環境以上に良い結果が出る環境はないのは議論の余地がない。ということは、今後の世界選手権であの結果を大きく上回るためには、あのときの選手達の努力を想像もつかないぐらい遥かに超えなくてはいけない。もしくは、遥かに素質-それがどういう形か分からないが-がないといけない。また、応援する側は、遥かにサポートを増さなければならない。

その現実を考えたときに、「はい、あれ以上の努力は可能です」と言える人たちはどれくらいいるのだろうか。

日曜日, 7月 27, 2008

世界で活躍するために自分ができること

自分で選手になって世界で活躍できるわけではないので。。。何ができるんだろうか。

1)お金を出す。。。いくら、どのくらいの期間、誰に出せば、日本代表は世界で活躍できるようになる?
2)時間を出す。。。合宿のサポートとか?もはや、家族に時間をとられすぎ。。。
3)口を出す。。。文句を言っているばかりでは、足を引っ張っていると思われるだけか。。。
4)職場を提供する。。。比較的好条件で職場を選手に提供しているが。。。

そんなことをやってきていたけど、求められていないのか、影響がまったくないんだか。

やっぱりやらなくてはいけないのは環境作りなんだろうと思う。趣味以上でオリエンテーリングにコミットする人たちが何人も出てこないことには、海外の選手に対抗することは無理に等しい。

当面できるのは
1)オリエンテーリングに好条件の職場を提供する。。。また人を募集するんで、興味があるトップ選手、これからトップを目指す選手は連絡とって欲しい。。。
2)海外で働けるように手伝う(1の延長か)
3)海外長期留学資金を出す
4)ノーネームビジネスを選手に譲り、オリエンテーリングで生活できるようにする(もしくは興味がある人が出てくるまで自分で拡大していく)

だろうか。

木曜日, 7月 24, 2008

環境を変えることは無理なのだろうか

現在の日本の環境において、世界のトップと戦うことが無理だとしたら、その環境を変えることはどうなのだろう。

たとえば、北欧、もしくはその他ヨーロッパの国で職を探そうとする日本人選手はいるのだろうか?北欧に長期留学でもいいかもしれない。他の非北欧選手はそうしているのが多いが、日本人には無理なのか?別にオリエンテーリングをしていない人たちで北欧なりヨーロッパで働くなり勉強するなりしている人が大勢いることを考えれば、別に日本人であるからヨーロッパで生活するのが無理ではなさそうである。

日本のトップ選手が北欧での生活を試みていないのは、そこまでコミットできないからか。

水曜日, 7月 23, 2008

代表は趣味か

日本代表は趣味か?自分の日本代表を応援する気持ちは複雑である。それぞれの選手は応援したいし、頑張りは素晴らしいと思う。与えられた環境での結果も賞賛されるべきものだし、自分は到底達することの出来なかったことである。かといって、日本代表の方向性や結果に対しては非常に不満があるし、この状況では応援をしたくないと思う。
おそらく、現在の日本代表の大半は趣味でオリエンテーリングに取り組んでいる。個人個人としてはそれで文句言われる筋合いはないし、趣味において世界で戦っているのはすばらしいことである。しかし、日本代表がそれでいいのだろうか?立ち上がったばかりの組織ならともかく、日本代表が世界選手権で走り始めてから30年間以上だろうか、状況が変わらないのである。いつまでたっても選手は趣味で走っている、そして結果も趣味に見合う結果-つまり決勝に出ることさえもままならない。
たとえば、陸上を趣味にしている人がいる。友人であれば、その彼がボストンマラソンに出れることになった、といえば、応援し、遠征費の援助もするかもしれない。でも、友人でなければ、応援も援助もしないだろう。彼がレースで自己ベストを更新した。素晴らしい結果である。友人であれば、おめでとうと、喜び、来年も頑張れという。残念な結果だったら、一緒に悲しみ、来年への対策を考えるかもしれない。でも、友人でなければ、たとえボストンマラソンに出ている日本人が彼一人であろうと、「あ、そう」で終わってしまう。
これが、日本代表という看板を背負っただけで、全く世界が変わる。日本代表になり、オリンピックで走れば、知っている人も知らない人も彼を応援し、失敗すれば、彼を野次るなり、勝手な意見を言うなり、もしくは一緒に来年に向けて対策を考える。

今のオリエンテーリングの日本代表は、趣味の範囲を超えていない。だから毎年同じような結果でも「満足したレースだった」とか、「次回につながるレースであった」とか、「楽しめた」とか、「実力を発揮できた」と言うことができる。そして、日本代表を送り出す日本オリエンテーリング協会も、応援する人たちも特段毎年の変わらない結果に対して批判じみたことはほとんど言わない。自分達の代表でないから、無関心なのである。
友人という範疇では、趣味で活躍する彼らを応援したい、結果を称えたい。一方、日本代表に対しては、まだ無関心になりたくない。だから、文句を言いたくなる。でも仮に今の友人達が代表でなくなったら、無関心でなくいられるだろうか?

月曜日, 7月 21, 2008

世界選手権 中国リレー7位

衝撃だ。昨年あたりから中国の女子はもう日本の女子を上回っているんだろうなと思っていたが、リレーで7位とは。足が速いメリットは当たり前だが大きい。世界で戦うための一つの道筋を示してくれている。今回の結果が単に運が良かっただけではないことは、今までの予選での走り、ラップなどを見ても分かる。スプリントのような比較的地図読みが楽、走りやすいところでは、明らかに彼女達は世界のトップと戦え、トップになるための道筋にいることが分かる。ミドル、ロングの予選でも落ちていても、スピード的には、ときにはトップレベルで走っていることが伺える。彼女たちがこのまま上達していけば、いずれかの種目で近い将来メダルを取る、少なくとも争う、ことは誰の目から見ても明らかである。一方、日本の選手達はどうだろうか?正直、このまま上達、強くなっていっても誰一人として(男女ともに)メダルを取っている姿を想像できない。せいぜい番場ぐらいだが、彼女がいつかメダルを取れるか、もしくは彼女の走るリレーチームがメダルをとれるか、とも思えない。頑張っている選手には申し訳ないが、このまま決勝進出を目指すだけに何人もの選手を毎年代表に送り込んで、日本のオリエンテーリング界として意味があるのだろうか、と疑問に思ってしまう。

水曜日, 7月 16, 2008

Orienteering.com

Orienteering.comの個人ウェブページリンクを久し振りに見てびっくりした。自分がトップに来ているではないか。非常にありがたいことである(Kさん、どうもありがとうございます)。どういう基準でこうなっているのかは分からないが、おそらく、ノーネームの代理店をやっているということが最大の(オンリー?)理由なのだろう。そういった意味では、ここで、ノーネームの情報をどんどん流していかないといけないのかな、と反省しきりである。

そこで、お知らせではあるが、現在、デザイナーが夏休みをとってしまっているので、しばらく(8月上旬)までデザイン作業が行えません。もっとも、緊急の場合は、方法がないわけではないので、教えてください。

なお、スケジュールに関して言えば、インカレロングに新しいウェアを希望される場合は8月末には注文をいただきたいところです。希望される場合は、早めに連絡をください。