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木曜日, 9月 27, 2007

なんかおかしい競技者登録値上げ反対

うーん。競技者登録値上げ反対を強く言う人・クラブがあるのだが、なんかおかしい。
JOAが説明不足という文句は分かる。ただ、財政難がしばらく続いていることからすれば、なんで必要としているのかは、明らかのような気がするのだが。専任の人を雇うための収入が充分ないことが主要因である。

平成19年の予算を見ると
1875万円(前年比316万円減)が収入としている。

その大半(1286万円)は事業収入であり、うち競技会の参加費(550万円)と指導者登録料(400万円)である。競技会の運営費は500万円なので、この参加費は純粋に大会運営に当てられていると考えて良い。また、各委員会がある程度自分達の活動に限定して収入を得ている(強化への寄付、等)ことを考えると、これら委員会事業収入(194万円)は、それぞれの委員会の活動(242万円)に当てられることが前提と考えられる。

つまり、組織そのものを運営するために(細かく見るともっと少ないのだが)使えるのは1100万円。1100万円で組織の運営をするのだから大変である。実際、予算を見ると、「管理費」で750万円かかっている。これは事務所の賃貸、旅費、税金、登記の費用全てが含まれている。もちろん、人件費も入っている。

これだけ組織運営が厳しい状態に陥っていても、値上げ反対派には理由にならないのだろうか?おそらく、組織の運営はボランティア、手弁当で済むと思っているのではなかろうか。

ちなみに人件費は280万円である。JOAに専任で280万円で働きたいと思う人はどれくらいいるのだろうか?我々競技者は、自分達のスポーツをまとめる人に対して、「お金は280万円しか出せないけど、スポーツの発展、なんとかやってね」と言っているのである。

さて、これらJOAの活動から恩恵を受けるオリエンティアは、この組織運営にどの程度金銭的に貢献しているのだろうか。単純に競技者登録を競技者による金銭的な貢献として見てみる。130万円を予算としている。つまり、全体の収入の7%にしか過ぎない。JOAの活動、存在意義は基本的にオリエンテーリングというスポーツのためにあると思われる。そのスポーツを直接楽しんでいる競技者の組織運営に対する金銭的な直接の出資は、その収入の僅か7%にしか過ぎないのである。

月曜日, 9月 24, 2007

クラブカップ

所属のクラブ(渋谷で走る会)はクラブカップで6位入賞。アクシデントもあったけど、入賞できるあたりは渋谷で走る会の強さか。いまや日本代表も一人もいなくなってしまったが、ベテランの安定さというのか、どういう状況でも一定レベルの力を発揮できるということなのだろう。自分でいうのもなんだが、だいぶ遅れた4走時点(自分の走順)で、動揺し、頑張りすぎ、崩れてしまうこともあり得た。そこで重要なのは、後ろの人を信頼する、その時点での一つ一つできることをこなす、最後まであきらめない、ということを認識することだ。

結果として、自分は区間賞、うしろも好タイム。最後は他のクラブがミスしたこともあり、6位入賞。非常に意味のある入賞だったと思う。