Navigation to the Extreme

火曜日, 2月 16, 2010

初心者に冷たい競技

山の中で迷っていて途方に暮れている競技者がいる。
普通のオリエンティアの大半は無視して通りすぎて行く。
迷っている人が、このまま全く分からないまま、コントロールも1個か2個しか取れず、完走できなかったとする。

これでオリエンテーリングを好きになって、次回も参加する人はよっぽどマゾな人だろう。

それがルールだから。

他のスポーツだったらどうだろう?ゴルフコースで、初心者が、どうしてもバンカーからボールが出ない。ルールだから絶対にボールを手で動かしてはいけない?テニスの試合をしようとして、初心者がどうしてもサーブが入らない。それでも厳密にやらないといけない?

そもそも論として、初心者はいきないゴルフコースに出ないし、テニスの試合をしない。会社の同僚に誘われ、ゴルフのうちっぱなしに行き、なじんで、それからゴルフコースデビューする。彼氏に誘われ「ほら」とかボールを投げてもらって、とにかくボールを返す練習をしてから、試合でもやるか、となる。

オリエンテーリングはどうだろうか?いきなり、もしくは1、2回の練習で試合に放り込んでいる場合がほとんでではないか?

金曜日, 2月 05, 2010

O-friends, O-news

http://www.o-friends.info/はオリエンテーリング関係のブログを読むのに便利なので活用しているが、最近やたらDAYSが多い。しかも、個人的な金銭的な話が多い。

ついつい読んでしまうのだが、どう反応すれば良いのだろうか、困ってしまう。オリエンテーリング界にフリーライダーが多いため彼がお金を稼げないことに対して不満を述べているのか。こんだけオリエンテーリング界に尽くしているのに、見返りがないことに不満なのだろうか。それとも、不満ではなく、窮状を世に訴えるのが好きなだけなのだろうか。もし本気でオリエンテーリングで事業を行いたいと思っているのなら、あまり個人的な内情をぶちまけるのはどうかと思う。やるにしても、読んだ人がポジティブな気持ちにならないと。

比較するとノーネーム代理店のHitting All the Controls http://tokiwa.air-nifty.com/controls/ は厳しい状況の中でも前向きな感じがする。何かを発注するなり、ビジネスをしようとなりする。

MG氏はせっかく良いものをいろいろ持っているのに、もったいない。

水曜日, 2月 03, 2010

地図の持ち方

ここ数年OLKは低迷している。最後に優勝したのは何年前になるのだろうか、23期が4年のときだから相当前だ。その後の最高が3位か?失格の年、入賞出来なかった年もある。強豪というにはほど遠い。合宿に手伝いに行っても、競技を真剣にやっているのはほんの一部の人という感じがあった。「自分が現役の頃は。。。」と言わないことをぐっとこらえたこともしばしば。

それが、今年は「自分が現役のころと同じ」を10回ぐらい言ったかもしれない。昨年までと雰囲気がだいぶ変わっている。インカレロングチャンプを始めとしたパワーフルな3年生達ももちろんその要因なのだろうが、何よりも1年生のやる気がすごい。とにかく走る。がんがん走る。それに取り組み方が真剣。スポーツとして取り組んでいる。一年生の一人も言っていたが、体育会のようなのである。

その合宿で一つ面白かったのが正置の練習である。地図を持って、正置の動作の練習をひたすら(100回!)しているのである。こういう動作の練習は、あまり取り上げられないような気がする。速い選手が概ね同じような動作で、正置をすることを考えると、その一定の型には意義があると思われる。

一方、その合宿で気がついたのだが、せっかく練習をしているのに、正しい動作が教えられていないことだ。たとえば、地図の持ち方一つという非常にベーシックなことを取り上げても、一年生ならず、二年生でもかなりいい加減な持ち方をしている。おそらく初心者の頃教えはしているのだろう。しかし、教わった側は、初心者の頃はあまり地図の持ち方は真剣に考えていない。教える側も、ナビゲーションにはもっと大事なことがあるとして、あまりその持ち方を徹底させない。結局地図の持ち方は忘れられてしまう。

実証しているわけではないのだが、地図の持ち方の善し悪しはナビゲーションの精度に影響があると思う。特に高速で走っているときにペースを落とさずに地図を正置された状態で読むためには、持っている地図がぶれない、読んでいる箇所に折り目がついて見にくくなっていない、小さく折りすぎて見える範囲を限定していない、などといった要素は非常に大事である。だからこそ、トップランナーは概ね同じような持ち方をしているのだろう。